花粉症(アレルギー性鼻炎)はスギ花粉、ヒノキ花粉、カモガヤ花粉(イネ科)などの花粉の他にもハウスダスト、ダニなどの異物を吸い込むことで、身体が強いアレルギー反応を起こしている状態です。

 

 

漢方では、鼻の症状は気(き)血(けつ)水(すい)の水(すい)のめぐりが悪くなった為だと考えます。

 

 

水(すい)のめぐりを悪くした原因が、冷えによるものか？熱がこもったものか？で治療方法は変わります。

 

 

同時に、原因物質に対し過度なアレルギー反応を起こさないよう体質を改善していく治療が必要になります。
また、症状を抑えるだけでなく、アレルギー体質を改善して、根本的な治療をめざしましょう。

 

 

実は、食生活も関係しています。

 

 

肉類に偏っているとアレルギーの症状を起こしやすいとされています。
トウガラシなどの香辛料は、粘膜の動きを活発にして鼻炎を悪化させることがあるので注意して下さい。

 

 

東洋医学では甘いものや乳製品を摂ると身体が冷え、水(すい)が停滞し、鼻炎の原因となりますから、これらの食品も控えめにしましょう。

 

身体への影響がある食べ物には、身体を温めて、気(き)と水(すい)のめぐりを正す食べ物にシソ、長ネギ、ショウガ、くず湯、シナモン、ナツメなどがあります。

鼻粘膜の炎症を鎮める食べ物はレンコン、大根おろしなどです。

 

 

一度、食生活を見直してみてはいかがでしょう。

 

 

あとに、わたしがよく鼻炎改善に使うツボの一部を紹介をします。

 

 

迎香(げいこう)
小鼻のわきのくぼんだところにあります。
鼻の通りをよくします。
鼻水、鼻づまり、鼻血など鼻の症状に効果的なツボです。
指の腹で10秒間おして緩めるを数回繰り返して下さい。

 

 

大椎(だいつい)
首を前に倒したときにできる骨の突起の下のくぼみ(第七頸椎と第一胸椎の間)にあります。
アレルギー症状全般に効果的なツボです。
ドライヤーを使って少し身体から離した位置から温風で温めるのも効果的です。

 

花粉症(アレルギー性鼻炎)の改善に活用してみて下さい。